0宣言を取り入れた住まい 〜実例集〜

2015.05.10 Update

無垢の木の温もりに包まれた こだわりの二世帯住宅

福島県郡山市/O様邸

O様夫妻がご自宅を建て替えるきっかけになったのは、東日本大震災だった。
「前の家を建てたのは、今のように地盤の規制が厳しくない時代でしたから。地震で家が損壊し、すきま風が入るようになって、これは建て替えないといけないなと。それで子どもたちと同居できる、二世帯住宅を建てようと考えたんです」とご主人。
建築に当たっては、いくつかのハウスメーカーを検討したという。その中からグリーンライフを選んだのは、価格と素材が決め手だった。「限られた予算の中で、建物のグレードを比較して決めました。『集成材を使わない』というこだわりもよかったですね」。ご夫妻共通のご意見だ。
というのも、グリーンライフの建てた住宅を見学に行ったとき、そのお宅の施主さんが、自ら手をかけたいとして、住宅の一部分を合板で覆っていたのだそうだ。「合板だらけの家だったら、気づかなかったかもしれません。でも、自然素材だけでつくられた部分と合板を使った部分、両方を一度に体験することで、『こんなに違うものなのか』と肌で感じることができたんです。それ以来、合板を使った家は建てたくないという思いがより強くなったかもしれません」。

 

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設計には、ご夫妻のこだわりがさまざまに生かされている。「私が下絵を描いて、それをもとに設計していただいた感じです」とご主人は言う。もともと川に面した風通しのよい立地。その長所を肌で感じているのは、やはり長く住んでこられたご夫妻だ。窓の位置も考えながら下絵を作成、取り入れたかった書庫、車庫、そして薪ストーブも配置した。
さらに、ご夫妻にはもう一つのこだわりがあった。それは、家具を造り付けにすること。「震災のときに棚が倒れたりしたので、家具はできるだけ置かないようにしようと。それで仏壇も造り付けにしていただいたんです」と奥さま。確かに、O様邸は収納スペースが各所に設けられている。これも経験から得た知恵がしっかり設計に生かされた結果だ。
完成から2年が過ぎ、その住み心地についてうかがうと、「快適です」という言葉が返ってきた。以前の住まいは室内でも寒暖の差が大きかったそうだが、今はどの部屋にいても暖かく過ごせるようになったそうだ。夏は風を通して涼しく、冬は薪ストーブの熱で暖かく。四季と上手に付き合いながら、O様ご家族は心地よい時間を楽しんでいる。

 

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